栃木県の重要文化財建造物      2017-12-23 現在
番号・名称 年 代   構造等
160 円通寺表門 永正8年(1511) 四脚門、切妻造、茅葺形銅板葺
特徴等
円通寺表門は、切妻造、茅葺形銅板葺、桁行3m余、総高6m余の四脚門である。禅宗様で、中央の棟通し柱は径30cm、前後の柱はやや細く上下に棕をつけ、柱下には基盤を置いている。柱上は唐様三斗組 (みつどぐみ) 、大斗 (だいと) の下端に皿斗 (さらと) をつけ、肘木 (ひじき) は笹繰 (ささくり) 付である。軒廻りは二重繁垂木 (しげだるき) で丸桁には手挾 (たばさみ) が組み込まれており、破風板に繰形をつけ、懸魚は鰭 (ひれ) 付きの無形である。構造意匠が個性的で、ダイナミック、かつ優美な門である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/とちぎの文化財(栃木県HP)/現地の説明板(環境庁・栃木県)
2019-7-15
     
     
       
       
円通寺表門 (撮影:2007-2) 円通寺表門 (撮影:2007-2)
       
       
       
       
リストに戻る
リストに戻る