栃木県の重要文化財建造物      2017-12-23 現在
       
       
       
       
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特徴等
輪王寺は、8世紀末に日光を開山した勝道上人創建の四本龍寺を起源とし、日光山の中心寺院として発展してきた。承応2年(1653)に、3代将軍徳川家光公の霊廟である大猷院が境内に造営されて以来、徳川幕府の尊崇を受けて栄えた。大猷院霊廟本殿・相の間・拝殿が国宝に、その他の37棟が重要文化財に指定されている。
三重塔は、日光山輪王寺24世座主弁覚が鎌倉幕府3代将軍源実朝公を供養するため、仁治2年(1241)に東照宮境内付近に建立、その後現在地に移された。その塔は貞享元年(1684)の大火により焼失、翌貞享2年(1685)に再建されたのが現在の塔である。弁柄漆塗で、初層の蟇股には極彩色を施した十二支の彫刻が施されている。正統的な手法になり、安定感のある塔である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板
2009-3-7
     
     
       
       
輪王寺三重塔 (撮影:2007-3) 輪王寺三重塔 (撮影:2007-3)
番号・名称 年 代   構造等
115 輪王寺
三重塔
貞享2年
(1685)
三間三重塔婆、銅瓦葺