輪王寺本堂(三仏堂)

特徴等

輪王寺は、8世紀末に日光を開山した勝道上人創建の四本龍寺を起源とし、日光山の中心寺院として発展してきた。承応2年(1653)に、3代将軍徳川家光公の霊廟である大猷院が境内に造営されて以来、徳川幕府の尊崇を受けて栄えた。大猷院霊廟本殿・相の間・拝殿が国宝に、その他の37棟が重要文化財に指定されている。
本堂(三仏堂)は天台密教形式のお堂で、正保2年(1645)に建て替えられたものである。桁行7間・梁間4間、一重裳階 (もこし) 付で、関東における最大級の規模の木造建築である。内陣には千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の仏像が祀られており、三仏堂と呼ばれている。
参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／輪王寺HP／世界遺産日光の社寺(日光市HP)
2009-3-3

番号・名称		年代	構造等
105 輪王寺本堂(三仏堂)		正保4年 (1647)	桁行七間、梁間四間、一重もこし付、入母屋造、銅瓦葺


輪王寺本堂(三仏堂) (撮影：2007-3)	輪王寺本堂(三仏堂) (撮影：2007-3)