特徴等 |
日光東照宮は徳川初代将軍徳川家康を祀るため、元和3年(1617)に造営された神社である。現在の主な社殿群は、3代将軍家光によって寛永13年(1636)に全面的に造り替えられたものである。 五重塔は文政元年(1818)に再建された高さ36m、3間5重の塔婆で、石鳥居をくぐった参道の西側に建っている。内部は吹き抜けで、中央には直径60cmの心柱が4層から吊り下げられ、最下部は床から約10cm浮かせた耐震・耐風構造になっている。塔身はとくに細長く、初層の蟇股には色鮮やかな十二支を彫刻し、外部には朱塗りで極彩色の装飾を施した壮麗な塔である。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/世界遺産日光の社寺(日光市HP) 2009-3-9 |
東照宮五重塔 (撮影:2002-9) |
栃木県の重要文化財建造物 2017-12-23 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
034 東照宮 五重塔 |
文政元年 (1818) |
三間五重塔婆、銅瓦葺 |
東照宮五重塔 (撮影:2007-3) | 東照宮五重塔 (撮影:2001-9) |