特徴等 |
三森家 (みもりけ) は、江戸時代に交代名主及び問屋を務めていた旧家で、住宅は旧「東山道」沿いに、丘陵を背にして南向きのやや高台に所在している。 主屋は寄棟造、茅葺の平屋で、桁行23.3m、梁間10.0mとこの地方では大規模な民家である。梁は松材を用い、ちょうな削りで木材を自然のままに巧みに組み合わせ、土台には栗材を、柱には杉と栗材を使用している。間取りは、中央より左右に土間の部分と座敷の部分からなっている。土間部分には「いろり」と「うまや」がある。座敷部分にはかつて6部屋が推測され、右奥には上段の間がある。また、前廊下のほぼ中央に正面式台がある。栃木県北部の上層部住宅として代表的な遺例である。 参考資料:とちぎの文化財(栃木県教育委員会事務局文化財課HP)/国指定文化財等DB(文化庁) 2005-9-12 |
三森家住宅主屋 (撮影:2005-7) | 三森家住宅主屋 (撮影:2005-7) |
三森家住宅主屋 (撮影:2005-7) |
栃木県の重要文化財建造物 2017-12-23 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
032 三森家住宅 主屋 |
享保18年 (1733) |
桁行23.3m、梁間10.0m、寄棟造、茅葺、背面突出部及び便所附属 |