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    栃木県の重要文化財建造物             2017-12-23 現在
鑁阿寺本堂 (撮影:2006-6) 鑁阿寺本堂 (撮影:2006-6)
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番 号  名 称 年 代   構造等
019 鑁阿寺本堂
(国宝)
正安元年
(1299)
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、正面向拝三間、軒唐破風付、背面向拝一間、本瓦葺
特徴等
鑁阿寺 (ばんなじ) は、鎌倉時代の建久7年(1196)に足利義兼がその邸宅を撤去して創建したと伝えられる真言宗の古刹で、周囲に土塁と濠がめぐる。足利市街の中心部、足利学校の隣接地にあり、本堂が国宝、鐘楼と経堂が重要文化財に指定されている。
本堂は桁行5間・梁間5間、入母屋造、正面向背3間、軒唐破風付の雄大な造りで、正安元年(1299)に足利貞氏により建立されたものである。平面は典型的な密教本堂の形式であるが、内外の組物は禅宗様の詰組とするなど、当時最新の禅宗様をいち早く導入した建物で、禅宗様の受容と定着の様相を示す遺構として極めて高い価値が認められ、国宝に指定されている。
参考資料:現地の説明板(鑁阿寺)/国指定文化財等DB(文化庁)
2006-6-8