特徴等
(株)トチセンは化成品フィルムの染色加工等を営む会社で、東武福居駅のすぐ近くに鉄道に沿って本社工場がある。煉瓦造の2棟の工場は大正時代初期に設立された足利織物会社の輸出綿織物の生産を目的として建てられたもので、足利で最初の近代工場である。
赤レンガサラン工場は門を入ったすぐ右側に建つ煉瓦造平屋建の長大な工場建築で、東西棟として建っている。切妻造の東妻側に差し掛け屋根の張り出しを設ける。北側面に大きな石材を窓枠とする窓が密に並んでいる点に特色がある。北面東半部では上部にも窓を設けて2階建ての趣を見せているが、上段の窓は後補である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2006-6-12
トチセン赤レンガサラン工場
(撮影:2006-6)
トチセン赤レンガサラン工場
(撮影:2006-6)
       
       
       
       
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    栃木県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
番号-名称 年 代   構造等
109 トチセン(旧足利織物)
赤レンガサラン工場
大正2-8年
(1913-19)
煉瓦造平屋建、瓦葺、建築面積357㎡
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