特徴等 |
この住宅は、もと北小曾木村字夕倉(現青梅市成木8丁目)という山村にあったものを、昭和54年(1979)に現在の地に移築復原したものである。 ごく平均的な農民の住宅で、建築様式から江戸後期(19世紀初頭)のものと推定されている。広間型と呼ばれる平面をもち、次の時代に民家として完成される四つ間型(田の字型)に移行する前の古民家として重要視されている。イロリのあるヒロマには間仕切りがなく、接客、団らん、食事、炊事などの生活の中心的機能が一体となった大きな部屋になっている。入り口のすぐ左側には風呂場があり、畑仕事などから帰ってきたときに使いやすいようになっている。 参考資料:旧宮崎家住宅案内パンフレット(青梅市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁) 2003-12-26 |
東京都の重要文化財建造物 2018-1-19 現在 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
旧宮崎家住宅 | 19世紀(1801 -1900) |
桁行12.4m、梁間7.0m、入母屋造、東面庇付、茅葺、北面下屋附属、杉皮葺 |