東京都の重要文化財建造物 2018-1-19 現在 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
金剛寺不動堂 | 康永元年 (1342) |
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、茅葺形銅板葺 |
特徴等 |
高幡山明王院金剛寺は関東三大不動の一つに挙げられ、高幡不動として親しまれている。その草創は平安時代初期に慈覚大師円仁が清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王を安置されたのに始まる。 不動堂は、以前山中にあったものが建武2年(1335)の大風で倒壊したため、住僧儀海上人の発願により、康永元年(1342)に現在地に再建されたものである。昭和31年(1956)の解体復元修理の際、江戸時代の彫刻群等後世のものは全部取り除かれ、創建時の豪壮・簡素な堂に復元され銅板葺となった。なお、堂内安置の丈六不動明王像ならびに両童子像 (平安時代) ・不動明王像内文書69枚 (南北朝時代) 、及び鰐口 (鎌倉時代・文永10年銘) は、すべて重要文化財に指定されている。 参考資料:金剛寺案内パンフレット/国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-22 |