特徴等
燈台視察船として英国グラスゴーのネピア造船所で建造された帆船で、約20年間業務に活躍した後、明治30年(1897)東京高等商船学校に移管され、係留練習帆船として2本マストスクーナー型補助帆船汽船から3本マストシップ型に改装、昭和40年(1965)に帆装をバーク型に変更された。現存するわが国最古の鉄船であり、100年以上保存された鉄船としては、世界的にも希な遺構である。現在は東京海洋大学越中島キャンバスの一角に定置保存し、一般に公開されている。
参考資料:東京海洋大学HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2004-10-30

牆(しょう/ほばしら):帆柱のこと。マスト。
スクーナー型:2本以上のマストを持つ縦帆装置の帆船。
シップ型:すべてのマストに横帆のみを持つ帆船。
バーク型:最後部のマストだけが縦帆で、他のマストは横帆の帆船。
       
       
       
       
       
       
       
       
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    東京都の重要文化財建造物     2018-1-19 現在 
名 称 年 代   構造等
明治丸 明治7年(1874) 鉄製、三牆シップ型帆船
明治丸 (撮影:2004-10) 明治丸 (撮影:2004-10)
明治丸 (撮影:2004-10) 明治丸 (撮影:2004-10)
明治丸 (撮影:2004-10) 明治丸 (撮影:2004-10)
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