名 称 年 代   構造等
明治神宮宝物殿
中倉
大正10年
(1921)
鉄筋コンクリート造、切妻造、瓦葺、建築面積423.55㎡
明治神宮宝物殿中倉 (撮影:2004-9) 明治神宮宝物殿中倉 (撮影:2004-9)
       
       
       
       
特徴等
明治神宮は、明治天皇、昭憲皇太后をまつる神社で、 本殿を中心とする内苑、聖徳記念絵画館はじめ数多くのスポーツ施設を有する外苑、そして総合結婚式場の明治記念館とから成り立っている。
明治神宮宝物殿は本殿の背後、境内の北辺に位置し、明治天皇ゆかりの御物を収蔵・展示するための施設として明治神宮造営局の大江新太郎が設計を行い、大正10年に竣工した。展示施設の中倉を中心として各建物を左右対称に配置した構成で、中心建物を高床とし、校倉(あぜくら)造や寝殿造づくり)などを基調とした独特の和風意匠でまとめている。また耐震・耐火のため建物全体を鉄筋コンクリート造とし、中倉では東西30m、南北15mの大空間をつくり出している。
明治神宮宝物殿は、わが国の伝統的な建築様式を集成し、力強い造形表現を実現したものとして高い価値が認められており、また、建物全体を鉄筋コンクリート造とした和風意匠の建築物ではわが国最初期のものであり、建築技術史上においても重要なものとされている。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-9-29
明治神宮宝物殿中倉 (撮影:2004-9)
       
       
       
       
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