東京都の重要文化財建造物 2018-1-19 現在 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
旧加賀屋敷 御守殿門 (赤門) |
文政10年 (1827)頃 |
三間薬医門、切妻造、本瓦葺、左右繋塀及び離番所付 繋塀:左右各4.1m、本瓦葺 番所:左右各桁三間、梁間二間、一重、前後唐破風造、本瓦葺 |
特徴等 |
東京大学の敷地は、江戸時代には金沢城主前田家の上屋敷があった場所で、赤門の呼名で広く知られているこの門は、上屋敷の御住居表御門であった。 明治36年(1903)に現在の位置まで15mほど移築された。文政10年(1827)、徳川第11代将軍家斉の第21女溶姫は、加賀藩第13代藩主前田斉泰に輿入れしたが、この門は溶姫を迎えるため建てられたもので、その鮮麗な朱漆は若く華やかな溶姫のイメージを髣髴とさせる。中央は中心の柱から屋根が少しずれる薬医門の型式で、切妻造、本瓦葺となっている。その左右に唐破風造本瓦葺の番所を置き、さらに海鼠塀本瓦葦の繋塀が左右に配されて、加賀百万石にいかにもふさわしい豪華な構造と構成を誇っている。 参考資料:東京大学HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-13 |