リストに戻る
    東京都の重要文化財建造物     2018-1-19 現在 
リストに戻る
名 称 年 代    構造等
新宿御苑
旧洋館御休所
明治29年
(1896)
木造、建築面積480.1㎡、スレート葺及び鉄板葺、正面玄関ポーチ付、東側旧渡廊下基礎部分附属
新宿御苑旧洋館御休所 (撮影:2004-7) 新宿御苑旧洋館御休所 (撮影:2004-7)
特徴等
新宿御苑の地は、明治12年(1877)より宮内省所管となり、当初は御猟場や養蚕関係施設がおかれたが、徐々に皇室の植物園として整備された。旧洋館御休所は、明治29年(1896)に皇族が温室を利用する際の休憩所として建設されたもので、19世紀後半アメリカで流行した スティック・スタイルと呼ばれる建築様式を基調とした瀟洒な外観を持ち、切妻屋根、十字形の装飾のついた切妻、張り出した軒、斜めの腕木で支えられたポーチ屋根などの特徴がある。明治大正期における皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構で、現在では希少な洋風木造建築物である。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)
2005-8-12
新宿御苑旧洋館御休所 (撮影:2004-7) 新宿御苑旧洋館御休所 (撮影:2004-7)