東京都の重要文化財建造物 2018-1-19 現在 |
特徴等 |
この建物は、創立45周年の昭和2年(1927)に、創設者大隈重信の功績を称えて建造された記念講堂である。各学部の入学式や卒業式、学生団体の演奏会、演劇公演などに使用されているが、著名人の講演も数多く行われてきた。「来る者は拒まず」の早稲田にいかにもふさわしく、正門の前、公道に面して建てられており、誰でもアクセスできる。時計塔の高さ125尺(約38m)は、大隈重信が生前唱えていた「人生125歳説」(人間摂生すれば125歳まで生きられる。)にちなんでいる。時計塔の先端のデザインは、四方、斜めどこから見ても「W」に見えるようにデザインされている。正面の6枚の門扉の真中には左から「WASEDA」のアルファベットが書かれ、その周りには大隈家の紋章「裏梅剣花菱」(うらうめけんはなびし)の花形がデザインされている。設計主任は早稲田大学建築学科教授の佐藤功一で、同助教授の佐藤武夫が実施設計を、同教授の内藤多仲が構造を担当した。 参考資料:同大学キャンパスマップ/国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-12 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
早稲田大学 大隈記念講堂 |
昭和2年 (1927) |
鉄骨鉄筋コンクリート造、三階建、地下一階、鉄筋コンクリート造時計塔付、建築面積1225.95㎡ |