瑞聖寺大雄宝殿 (撮影:2004-1) 瑞聖寺大雄宝殿 (撮影:2004-1)
名 称 年 代    構造等
瑞聖寺大雄宝殿 宝暦7年
(1757)
桁行三間、梁間四間、一重もこし付、入母屋造、本瓦葺、正面月台附属
       
       
       
       
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    東京都の重要文化財建造物     2018-1-19 現在 
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特徴等
瑞聖寺 (ずいしょうじ) は、寛文11年(1671)に創建された江戸で最初の黄檗宗の寺院である。大雄宝殿 (だいゆうほうでん) は寺院の中心となる仏殿で、棟札から宝暦7年(1757)の再建と見られている。昭和60年から63年(1985-1988)にかけて解体修理が行われ、仏壇廻りを除いて建築当初の姿に復原された。入母屋造、本瓦葺で、周囲に裳階を付け、大棟中央に据えられた二重の宝珠、正面入口の魔除けとされる桃の実の彫刻を施した桃戸、左右の円窓、開梆 (かいばん:外に吊られた木魚) 、一対の聯 (れん:書画を書いて左右に掛ける細長い板) など、宇治の大本山萬福寺と同様の黄檗意匠が見られる。旧江戸市街地である「御府内」に残された数少ない本格的仏堂建築として貴重な存在とされる。宇治の大本山萬福寺の開創が寛文元年(1661)で、その10年後に江戸に瑞聖寺が創建されたというそのエネルギーは驚きである。
参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-9-17
       
       
       
       
瑞聖寺大雄宝殿 (撮影:2004-1) 瑞聖寺大雄宝殿 (撮影:2004-1)