名 称 | 年 代 | 構造等 | |
慶應義塾 三田演説館 |
明治8年 (1875) |
木造、2階建、桟瓦葺、建築面積191.2㎡ |
東京都の重要文化財建造物 2018-1-19 現在 |
特徴等 |
三田演説館は、福沢諭吉によって建設されたわが国最初の演説会堂である。開館は明治8年(1875)で、当初はいまの塾監局の北側あたりにあったが、大正13年(1924)に現在のところに移築された。構えは木造、桟瓦葺、なまこ壁で、日本独特の手法が用いられているが、本来アメリカから取り寄せた諸種の図面をもとにして造られたもので、明治初期の洋風建築の極めて珍しい遺構とされている。
規模は床面積が191㎡余、一部が2階造になっていて、延べ面積は280㎡余になる。福沢諭吉は晩年、この演説館について、「其規模こそ小なれ、日本海国以来最第一着の建築、国民の記憶に存すべきものにして、幸いに無事に保存するを得ば、後5百年、一種の古跡として見物する人もある可し」と記
している。 参考資料:現地の説明板(慶應義塾)/国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-11 |