東京都指定の有形文化財建造物 2018-8-13 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
59 高倉(六脚倉) | 江戸末期 | 高床式倉庫、正面3.89m、奥行3.00m、寄棟造、茅葺、張出床付 |
特徴等 |
八丈島では多雨湿潤の風土条件と鼠害から収穫物を守るため、高倉が一般的に建てられた。島内には十二脚倉・八脚倉・六脚倉と四脚倉があるが、この高倉は六脚倉の典型で、旧態をよく保っている。地盤からおよそ1.3mの位置に高床を組み、床下は柱のみ、床上は縦板壁で囲み閉鎖的な貯蔵施設とする、いわゆる高倉の形式で、屋根は茅葺である。大きさは正面3.89m、奥行3.00mで、周りに張り出し床を設け、床の面積は約24.25㎡ある。収穫物を鼠害から守るためにツム(鼠返し)をつける。建築年代は不明であるが、様式からみて江戸時代末期と見られている。現在は八丈島歴史民俗資料館へ移築し、保存されている。 参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会) 2005-8-25 |