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    東京都指定の有形文化財建造物     2018-8-13 現在
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番号・名称 年 代   構造等
52 薬王院
飯縄権現堂
本殿:享保14年(1729) 幣殿・拝殿:宝暦3年(1753) 本殿:1間社入母屋造、向拝1間、銅瓦葺 幣殿:桁行3間、梁間正面3間、背面5間、両下造、銅瓦葺 拝殿:桁行正面3間、背面5間、梁間3間、向拝1間軒唐破風付、入母屋造、正面千鳥破風付、銅板葺
薬王院飯縄権現堂 (撮影:2004-6) 薬王院飯縄権現堂 (撮影:2004-6)
薬王院飯縄権現堂 (撮影:2004-6)
特徴等
高尾山薬王院有喜寺の建立は、薬王院縁起によれば、天平16年(744)行基が勅命を奉じて本尊薬師如来を安置したのに始まり、後の永和年間(1375-79)に沙門俊源が飯縄の神を安置して中興し、これにより高尾山の信仰は世に広められたと伝えられている。
飯縄権現堂 (いづなごんげんどう) は、拝殿、幣殿、本殿の三殿が一体となった権現造社殿である。棟札によると、本殿は享保14年(1729)、拝殿・幣殿は宝暦3年(1753)の建造で、本殿は当初は独立しており、文化2年(1805)の修理の際に本殿と幣殿の屋根が連結されて権現造の形式になったと見られている。拝殿は桁行正面3間背面5間、梁間3間、入母屋造、銅板葺で、彫刻や色鮮やかな彩色による装飾が施された豪華絢爛な意匠である。
参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会)
2005-8-23
薬王院飯縄権現堂 (撮影:2004-6) 薬王院飯縄権現堂 (撮影:2004-6)