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    東京都指定の有形文化財建造物     2018-8-13 現在
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番号・名称 年 代   構造等
45 旧荻野家住宅 江戸末期 一重、桁行6間半、梁間4間半、入母屋造、茅葺
特徴等
この建物はもと町田市三輪町にあった荻野家の住宅で、町田市に寄贈され、昭和49年(1974)にここ薬師池公園に移築された。荻野家は笠間藩の医家の出で、当地に移り幕末まで医家であった。茅葺入母屋屋根で、桁行6間半、梁間4間半、後方に杉皮葺の風呂場と便所を突き出している。家の向きは農家と違って妻入りで、内部の間取りも町屋と似たところがある。向かって右の6畳が調合、その後方の9畳が診察の用に供され、他は居住部であったと見られている。 また、前側の土間の戸締りには町屋の揚戸が使われている。建設年代は幕末期と推定されるが、外観、内部とも整い、町屋の造りを取入れた農村部の医家の建物として類例の少ない民家である。
参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会)
2005-8-23
旧荻野家住宅 (撮影:2004-7) 旧荻野家住宅 (撮影:2004-7)
旧荻野家住宅 (撮影:2004-7)