東京都指定の有形文化財建造物 2018-8-13 現在 |
特徴等 |
成木(なるき)熊野神社は、元亀7年(1571)、北条氏に属していた在地の武士の木崎美作が、紀州熊野権現を勧請したことに始まると伝えられている。 本殿は、寛永17年(1640)に木崎美作の孫内藤文蔵等によって再建されたもので、大工佐藤嘉右衛門が建立に携わった。一間社、春日造、杮葺であるが、縋破風(すがるはふ)(本屋根の軒先にさらに付け出す片流の破風)が省略され、彩色は主に弁柄で、部分的に墨と胡粉が使われている。建立年代が明らかで、当初の形態を残した西多摩地域最古の貴重な遺構である。 参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会)/東京都文化財情報DB(東京都) 2019-3-12 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
39 成木熊野神社 本殿 |
寛永17年 (1640) |
一間社疑似春日造、桁行1.40m、梁間2.14m、こけら葺 |