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    東京都指定の有形文化財建造物     2018-8-13 現在
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番号・名称 年 代   構造等
37 旧吉野家
住宅
安政2年
(1855)
木造平屋建、入母屋造、茅葺、建築面積248.7㎡
特徴等
吉野家は、江戸初期、武蔵野の新田開発のさきがけとなる新町村開発に携わった名主である。現存する住宅は、安政2年(1855)に下長淵村(現在の青梅市長淵)の棟梁新兵衛らによって建てられたもので、桁行10.5間・梁間4.5間規模、入母屋造茅葺の民家である。平面は整形六ツ間型で、向かって右側はダイドコロ、隣接するカッテは板の間でイロリが切られている。左手に式台付玄関を配し、奥の部屋は床・違い棚・附書院を完備している。天井裏に当たる小屋組みの内部には、養蚕用のタナ・オオダナが設けられている。幕末の名主階級の住宅として完成された姿を良く伝える、多摩地方の代表的民家である。
参考資料:東京都文化財ウィークガイドマップ
2005-8-24
     
     
       
       
旧吉野家住宅 (撮影:2003-12) 旧吉野家住宅 (撮影:2003-12)
旧吉野家住宅 (撮影:2003-12) 旧吉野家住宅 (撮影:2003-12)