特徴等 |
田無神社の創建は鎌倉時代(13世紀)と伝えられ、江戸時代初期までは田無村谷戸の宮山に鎮座し尉殿(じょうどの)大権現と呼ばれていたが、青梅街道の整備に伴い寛文10年(1670)に現在の地に遷座した。 本殿は、一間社入母屋造、銅板葺で、身舎の正面と背面は千鳥破風、前面に軒唐破風の向拝を設ける。総檜造で、組物は三手先様式が多用されている。 柱や壁には龍、獏、象、獅子などの動物と、二十四孝に関係する彫刻が隅々まで施され、江戸期の技術の粋を集めた見事な木彫建造物である。安政6年(1859)の竣工で、大工棟梁は鈴木内匠、彫工は島村源蔵。 拝殿は、桁行3間、梁間4間、入母屋造、正面の屋根を千鳥破風で飾り、軒唐破風の向拝を設ける。明治8年(1875)の建造で、本殿に劣らぬ技量により造営されている。大工は地元の高橋金左衛門等。 参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会) 2005-8-22 |
東京都指定の有形文化財建造物 2018-8-13 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
33 田無神社 本殿・拝殿 |
本殿:安政6年(1859) 拝殿:明治8年(1875) |
本殿:一間社入母屋造、銅板葺、向拝付 拝殿:桁行3間、梁間4間、入母屋造、銅板葺、 |