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    東京都指定の有形文化財建造物     2018-8-13 現在
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番号・名称 年 代   構造等
30 旧自証院霊屋 慶安5年(1652) 1重、桁行3間、梁間3間、入母屋造、向拝1間、銅瓦葺
特徴等
この建物は、尾張藩主徳川光友の正室千代姫が、その母お振りの方(3代将軍徳川家光の側室)を供養するために建立した霊屋で、慶安5年(1652)、新宿区市ヶ谷富久町自証寺の中に建てられた。禅宗様と和洋の折衷様式で建築され、随所に極彩色の木彫や細やかな金具が施された荘厳な建造物である。建築には、江戸城や日光東照宮などに携わった幕府作事方大棟梁甲良氏が関わった。徳川将軍家を代表とした霊廟の多くは戦災等で失われており、貴重な存在となっている。
参考資料:現地の説明板/江戸東京建物園解説書
2005-8-22
旧自証院霊屋 (撮影:2003-11) 旧自証院霊屋 (撮影:2004-10)