リストに戻る
    東京都指定の有形文化財建造物     2018-8-13 現在
リストに戻る
番号・名称 年 代   構造等
20 求道会館 大正4年(1915) 煉瓦造、地上2階建、建築面積307.5㎡
     
     
       
       
特徴等
求道会館(きゅうどうかいかん)は、大正4年(1915)、浄土真宗大谷派の僧侶であった近角常観が広く公衆に向けて信仰を説く場として建築した建物である。煉瓦造、地上2階建で、屋根はスレート葺とする。正面は1階に4本の柱をたて、2階に5連のアーチ窓を配する。建物の内部は、正面に純和式の白木造で銅板葺屋根の六角堂を配置し、その後方の壁面に大アーチの石膏レリーフを描く。1階は木製の長椅子式、2階はギャラリーで畳敷に会衆が参列する形式にするなど、和洋の要素を取り入れ独特の内部空間をつくりあげている。設計はヨーロッパ近代建築の日本への定着を試みていた建築家武田五一で、円熟期の代表的作品の一つに数えられている。
参考資料:現地の説明板(東京都教育委員会)
2005-8-13    
求道会館 (撮影:2004-11) 求道会館 (撮影:2004-11)