特徴等 |
大田区の山王地区は、大正期から新興富裕層の住宅地として急速に発展し、JR京浜東北線と並行する池上通りに沿って、その生活を支える店舗や医院がつぎつぎと建てられた。この建物は、住宅兼診療所として建てられたそのような建物の1つである。内部は改造されているが、大屋根のほかに、玄関ポーチや2階の窓の庇にもスペイン瓦が葺かれるなど、昭和初期に流行したスパニッシュ風の外観を残す。近在の宅地化に伴って洒落た商店建築等が建ち並んでいた町並の面影を今に伝えている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁) 2005-8-16 |
高橋診療所 (撮影:2003-12) | 高橋診療所 (撮影:2005-3) |
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東京都の登録文化財建造物 2018-8-13 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
086 高橋診療所 | 昭和6年 (1931) |
木造2階建、瓦葺、建築面積75㎡ |
高橋診療所 (撮影:2003-12) |