東京都の登録文化財建造物 2018-8-13 現在 |
特徴等 |
この1号館は、大正15年(1926)の関東大震災後の昭和7年(1932)に東京高等商船学校の本館として再建されたものである。外壁をスクラッチタイル張りとし、正面に半円形の大アーチの玄関を設ける。簡潔な意匠による学校建築の好例で、当時のデザインの流行を示している。この1号館の屋上には、実船のような船橋が設けられ、各種航海機器等を配置、また、測深実習が行えるように雨樋に似た筒が建物の外側に沿って作られている。 東京高等商船学校は、明治8年(1875)創設の三菱商船学校をその前身として明治15年(1882)に設立された東京商船学校が大正14年(1925)に改称したもので、その後統合や改称などにより商船大学、東京商船大学になり、平成15年(2003)に東京水産大学と統合されて、現在は東京海洋大学となっている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/東京海洋大学HP 2018-8-19 |
東京商船大学1号館 (撮影:2004-10) |
東京商船大学1号館 (撮影:2004-10) |
東京商船大学1号館 (撮影:2004-10) |
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番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
001 東京商船大学 1号館 |
昭和7年 (1932) |
鉄筋コンクリート造3階建、建築面積1769㎡ |