特徴等 |
行形亭(いきなりや)は、元禄年間の創業といわれる老舗料亭で、新潟の中心地古町より徒歩10分ほどの閑静な市街地に所在している。広大な敷地中央部の庭を囲むように建物群が配されており、10棟の建物が登録文化財になっている。 表門は大正3年(1914)の建築で、敷地の南東部に位置している。銅板葺の薄いムクリ屋根を載せた数寄屋風の門であるが、内側に広がった小屋根付きの控え板壁を伸ばして高麗門風の構えをとる。行形亭のシンボルである鶴の鶴の透し彫りが施された板欄間付きの縦格子透し門扉に気品が感じられる。門の屋根まで伸びた見越しの松の枝や左右に延びた黒塀など一体になって、簡素ながら、洗練された景観を見せている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/新潟市の文化財(新潟歴史双書・新潟市) 2006-5-26 |
行形亭表門 (撮影:2006-5) |
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新潟県の登録文化財建造物 2018-12-23 現在 秋田県 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
007 行形亭表門 | 大正3年(1914) | 木造、銅板葺、間口2.3m |