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特徴等
この建物は、明治初年大阪府池田市の戎神社近くに建てられた芝居小屋で、戎座と呼ばれていたが、明治25年(1892)に同じ池田市西本町の猪名川の川岸に移築後は、名称も呉服座 (くれはざ) と改められた。ここでは地方巡業の歌舞伎をはじめ、壮士芝居、新派、落語などがさまざまなものが演じられたほか、尾崎行雄や幸徳秋水らの演説会場としても使われた。構造は木造2階建で、正面の切妻には太鼓櫓を突き出している。人力による廻り舞台、奈落、花道などが完備し、平土間席、桟敷など客席も整っており、郷愁を誘う明治初年建築の芝居小屋である。
参考資料:現地の説明板(博物館明治村)/博物館明治村HP&ガイドブック
2005-12-20
       
       
       
       
旧呉服座 (撮影:2005-9)
番号・名称 年 代   構造等
061 旧呉服座 明治25年
(1892年)
木造平屋建(一部2階建)、杉皮葺、建築面積379㎡
旧呉服座 (撮影:2005-9) 旧呉服座 (撮影:2005-9)
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