特徴等 |
織田信長の実弟織田有楽斎(1547~1621)は、晩年武家を棄て京都建仁寺の正伝院 (しょうでんいん) を隠棲の地とした。如庵 (じょあん)
はその境内に元和4年(1618)頃建てられた茶室で、旧正伝院書院とともに、明治以降二度の移築を経たのち、犬山城近くの有楽苑内に移された。入母屋造、こけら葺で、二畳半台目の茶室、三畳の水屋の間、廊下の間より成っている。茶室は、床脇にウロコ板を入れた斜めの壁、古暦を腰張りにした暦貼り、竹を詰め打ちにした有楽窓、躙口の位置等随所に独創的な工夫が凝らされている。 参考資料:国指定文化財等データベース(文化庁HP)/「有楽苑」案内リーフレット 2022-10-27 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
058 如庵 (国宝) | 元和4年(1618)頃 |
茶室二畳半台目、水屋の間三畳、廊下の間より成る、一重、入母屋造、こけら葺 |
愛知県の重要文化財建造物 2018-1-14 現在 |