特徴等
この建物は、明治6年(1873)に徴兵令施行とともに設けられた名古屋鎮台の管内に組織された歩兵第六聯隊の兵舎である。戦後一時期、名古屋大学の校舎として利用された。直線主体の簡素な意匠で、もとは50mを超える細長い建物であったが、明治村には3分の2が移築された。外壁は白漆喰塗の大壁に胴蛇腹を巡らせ、やや幅広の上げ下げ窓を開く。入口はポーチの起り屋根をトスカナ式円柱が支え、櫛形欄間付の唐戸を開く。鎮台時代兵舎建築の遺存例。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明資料(博物館明治村)
2005-12-20
明治村歩兵第六聯隊兵舎
(撮影:2005-9)
明治村歩兵第六聯隊兵舎
(撮影:2005-9)
       
       
       
       
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    愛知県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
309 明治村歩兵第六聯隊
兵舎
明治6年(1873)
昭和40年(1965)移築
木造2階建、瓦葺、建築面積389㎡