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    愛知県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
特徴等
日本赤十字社は、明治10年(1877)西南戦争の際に敵味方の区別なく傷病兵の救護に当たった博愛社がその前身で、わが国が万国赤十字条約に加盟した翌年の明治19年(1886)に日本赤十字社と改称された。このときに皇室から渋谷区広尾の御料地の一部と建設資金が下賜され、同23年に病院が建てられた。明治村に移築されたのは、中庭を囲んで配されていた9棟のうちの1棟である。建物は木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺で、棟に換気塔を置く。外壁はドイツ下見で、ハーフティンバー風に柱形をつける。病室は欄間付の上げ下げ窓に両開鎧戸、廊下は引違ガラス窓で小壁に革紐装飾を施している。設計は片山東熊による。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明資料(博物館明治村)
2005-12-20
明治村日本赤十字社中央病院病棟
(撮影:2005-9)
明治村日本赤十字社中央病院病棟
(撮影:2005-9)
明治村日本赤十字社中央病院病棟
(撮影:2005-9)
     
     
       
       
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番号-名称 年 代   構造等
306 明治村日本赤十字社
中央病院病棟
明治23年(1890)
昭和49年(1974)移築
木造平屋建、瓦葺、建築面積285㎡