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    愛知県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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特徴等
この飾電燈(かざりでんとう)は、明治21年(1888)皇居造営に伴い二重橋が新しい鉄橋に架け替えられたとき、その両たもと建てられた4基のうちの1つである。橋とともにドイツで作られた鋳鉄製の電燈で、細部がネオ・バロック様式で飾られている。角壺形の基部に立てた主幹上に1灯を掲げ、四方の腕から各1灯を吊る。火屋は卵形で、笠は放射状に蔓を巻き上げる。周囲の鉄柵は高欄の一部である。
二重橋は、皇居前広場から見て奥の橋、「江戸城西の丸下乗橋」の通称で、堀から石垣まで大変高いために江戸時代ここに橋脚を建てることが難しく、橋の下に支えの橋を架けて2重とした。新しい架け替えられた鉄橋は、手前の橋と重なって2重に見えるようにもなった。

参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明資料(博物館明治村)
2005-12-20
明治村二重橋飾電燈
(撮影:2005-9)
明治村二重橋飾電燈
(撮影:2005-9)
番号-名称 年 代   構造等
305 明治村二重橋
飾電燈
明治21年(1888)
昭和40年(1965)移築
鉄製、高さ5.2m、鉄製高欄付