愛知県の登録文化財建造物　　　　　　2018-12-27 現在

番号-名称		年 代	構造等
289 明治村大井牛肉店		明治20年(1887) 昭和43年(1968)移築	木造2階建、瓦葺、建築面積98㎡

特徴等

慶応3年(1868)、日米修好通商条約によりに開港した兵庫港には多くの外国船が寄港し、外国人居留地には次々に商館や住宅が建てられていった。このなかで、外国人相手に商売をしていた岸田伊之助が、牛肉販売と牛鍋の店として神戸元町に建てたのがこの大井牛肉店である。建物は木造洋風2階建で、白漆喰塗の外壁に胴蛇腹と軒蛇腹を廻し、各階隅の角柱と2階ベランダの独立円柱にコリント式柱頭を飾る。窓は半円アーチ欄間の上げ下げ窓、玄関庇にはむくり破風の和風意匠を用いている。わが国の食文化の変化を今に伝える洋風店舗建築である。 参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／現地の説明資料(博物館明治村) 2005-12-20

明治村大井牛肉店 (撮影：2005-9)	明治村大井牛肉店 (撮影：2005-9)

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