特徴等
この建物は、神戸山手にあったコロニアルスタイルの住宅である。明治20年代(1887-1896)に建てられたものと推定されているが、建物の沿革はあまり明確ではない。木造2階建、寄棟造、桟瓦葺で、正面と片側面に折廻したベランダを上下階に設け、竪溝付角柱を吹寄せに配する。出入口は櫛形欄間付の両開戸で鎧戸が付く。内部は上下階とも階段のある中廊下の両側に各1室を配す。長崎居留地25番館(番号296)が平屋建で明治初期の植民地住宅的な雰囲気を留めているのに対し、この建物は当時発展をみせていた貿易港神戸にふさわしく、より本格的な西洋館になっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明資料(博物館明治村)
2005-12-20
     
     
       
       
明治村神戸山手西洋人住居主屋
(撮影:2005-9)
明治村神戸山手西洋人住居主屋
(撮影:2005-9)
明治村神戸山手西洋人住居主屋
(撮影:2005-9)
       
       
       
       
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    愛知県の登録文化財建造物    2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
281 明治村神戸山手
西洋人住居主屋
明治20年代(1887-1896)
昭和44年(1969)移築
木造2階建、瓦葺、建築面積73㎡