特徴等 |
この燈台は、明治37年(1904) 広島湾から瀬戸内海への出口、宮島の脇の小さな島である小那沙美島(こなさみじま)に建てられたものである。広島湾沿岸は軍事上の要所で、日露戦争勃の状況下、わずか3ヵ月という短い期間で建造された。工期を短縮する目的と、急傾斜の山に造る上での便宜から、鋳鉄造の組立式燈台になっている。全高6m、燈柱は円筒管4段からなり、上部の点検用デッキを6本の持送りで受ける。燈籠には8面の曲面ガラスを組込み、円錐形の銅板製天蓋と球形の冠蓋を載せる。整った細部をもつ鋳鉄造の燈台で、光源はアセチレンガス燈である。 2005-12-20 |
愛知県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
279 明治村小那沙美島 燈台 |
明治37年(1904) 昭和51年(1976)移築 |
鉄製、銅板葺、高さ6m |
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