愛知県の登録文化財建造物 2018-12-27 現在 |
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番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
266 明治村京都中井酒造 | 明治3年(1870) 平成5年(1993)移築 |
木造2階建、瓦葺、建築面積155㎡ |
特徴等 |
この建物は、京都御所の近くにあった造り酒屋で元治元年(1864)の蛤御門の変の後、明治3年(1870)に再建されたものである。切妻造、平入の木造つし2階建、屋根は起りのある桟瓦葺、右手を落棟とする。正面1階は太い格子と無双窓、2階は虫籠窓である。間口が狭く奥行の深い典型的な町家で、通り土間の左側が居住部分、右側が吹き抜けの作業場になっている。この建物では、米の貯蔵、洗米、米蒸し、地下室で麹づくりが行われ、仕込、貯蔵などは別棟で行われた。明治初期の造り酒屋の構えを今に伝える遺構である。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明資料(博物館明治村) 2005-12-20 |