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    愛知県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
260 明治村ブラジル
移民住宅
大正8年(1919)
昭和50年(1975)移築
木造2階建、瓦葺、建築面積82㎡
特徴等
日本からブラジルへの移民は、明治41年(1908)に初めて781名が契約労働者として渡航して以来、年々増加の一途を辿ったが、移民者は主にサンパウロ周辺でコーヒー栽培に従事した。
この建物は、大正8年(1919)に密林を拓いて建築されたものといい、スパニッシュ瓦を葺き、2階にはベランダが設けるなど洋風の造りが見られるが、日本人大工の手になるもので、小屋組など和風の工法が使われている。1階は煉瓦敷の台所と納屋、2階が居室4室で外階段がつく。2階ベランダは曲木で受け、窓は片開き板戸と両開きガラス戸を部屋毎に使い分けている。万感の思いが籠った建物であるに違いない。

参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(博物館明治村)
2005-12-20
明治村ブラジル移民住宅
(撮影:2005-9)
明治村ブラジル移民住宅
(撮影:2005-9)