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    愛知県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
特徴等
日本から米本土への移民は、シアトル航路が開かれた明治末からその最盛期を迎えた。この建物は明治40年(1907)頃にシアトルの新興住宅地に建てられたアメリカ人望の住宅で、1930年代(昭和5-14年)に日系移民の所有となった。第2次世界大戦後は日系1世のための教会として使われたが、その役目も終え、昭和59年(1984)に明治村に移築された。建物は木造2階建、寄棟造、シングル葺で、両妻に屋根窓を載せる。外壁は小口留の細かな下見板張とし、太い角柱で支えた玄関ポーチと2階ベイ・ウィンドウで変化をつける。プラットフォーム構法による住宅建築の先駆的な実例とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板
2005-12-20
明治村シアトル日系福音教会
(撮影:2005-9)
明治村シアトル日系福音教会
(撮影:2005-9)
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番号-名称 年 代   構造等
258 明治村シアトル
日系福音教会
明治40年(1907)頃
昭和59年(1984)移築
木造2階建、板葺、建築面積96㎡