番号・名称 年 代   構造等
104 太田家住宅
   西蔵
寛政元年(1789) 土蔵造、桁行7.3m、梁間6.0m、二階建、切妻造、本瓦葺
特徴等
太田家住宅は江戸時代に鞆の名産品・保命酒 (ほうめいしゅ) の製造で栄えた町家の遺構で、鞆の古い町並みの中心部に位置している。敷地は四方を道路で囲まれたほぼ一区画を占める広さで、敷地の東南部に主屋を配し、主屋の西と北に敷地を囲むように附属屋や土蔵が並んでいる。古代より潮待ちの港として栄えた鞆の浦の船着場の近くにあり、鞆の歴史的町並みの重要な要素になっている。
西蔵は桁行7.3m、梁間6.0mの2階建土蔵で、敷地の西南隅に南北棟として建っている。石積みの基礎の上に建ち、東面に庇付きの入口を設け、腰と両脇は海鼠壁、上部を漆喰塗とする。敷地西辺に沿って西蔵、釜屋、南保命酒蔵、北保命酒蔵と4棟の蔵が建ち並び、小路沿いの屋敷景観を形成している。
参考資料:広島県HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2010-2-4
太田家住宅西蔵 (撮影:2010-1) 太田家住宅西蔵 (撮影:2010-1)
       
       
       
       
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