番号・名称 年 代   構造等
090 浄土寺 宝篋印塔-1 貞和4年
(1348)
石造宝篋印塔、貞和四年戊子十月一日の刻銘がある
       
       
       
       
特徴等
浄土寺は聖徳太子を開基として創建されたと伝わる古刹で、尾道水道の東口付近の高台に位置している。現在の堂宇は、鎌倉末期の正中2年(1325)の火災により諸堂が全焼した後、逐次再建されてきたものである。
宝篋印塔-1は沙弥行円など4名の逆修や光孝らの追善のため室町初期に造されたもので、納経塔の北側に並んで建っている。総高3.2mの石造の宝篋印塔で、基礎、塔身、笠、相輪が美しく積み上がる。基礎と塔身の間に受台を入れているのは、伊予や備後南部の地方的特色とのことである。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/浄土寺HP
2010-1-30

左:宝篋印塔-1 右:納経塔
浄土寺宝篋印塔-1 (撮影:2010-1) 浄土寺宝篋印塔-1 (撮影:2010-1)
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