番号・名称 年 代   構造等
089 浄土寺納経塔 弘安元年
(1278)
石造宝塔、基壇付、弘安元年戊寅十月十四日の刻銘がある
       
       
       
       
特徴等
浄土寺は聖徳太子を開基として創建されたと伝わる古刹で、尾道水道の東口付近の高台に位置している。現在の堂宇は、鎌倉末期の正中2年(1325)の火災により諸堂が全焼した後、逐次再建されてきたものである。
納経塔は総高2.7mの石造の宝塔で、多宝塔の東方、境内東端に宝篋印塔と並んで建っている。尾道の富商・光阿弥陀仏のためにその子が建てた供養塔と伝わる。格狭間 (こうざま) を彫った基礎、少し膨らみをもつ塔身、厚みのある笠など、均整がとれ、重量感溢れる姿である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/浄土寺HP
2010-1-30

左:宝篋印塔-1 右:納経塔
浄土寺納経塔 (撮影:2010-1) 浄土寺納経塔 (撮影:2010-1)
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