番号・名称 年 代   構造等
080 浄土寺多宝塔
(国宝)
元徳元年(1329) 三間多宝塔、本瓦葺
特徴等
浄土寺は聖徳太子を開基として創建されたと伝わる古刹で、尾道水道の東口付近の高台に位置している。現在の堂宇は、鎌倉末期の正中2年(1325)の火災により諸堂が全焼した後、逐次再建されてきたものである。
多宝塔は本堂に次いで再建された建物で、阿弥陀堂の東南に建っている。初層は方三間で裳階を付け、上層は亀腹の上の円筒形塔身に勾欄を廻らせ、方形造りの屋根の上に相輪を立てる。蟇股の透かし彫りなど装飾性豊かで、均整がとれた美しい多宝塔で、本堂や阿弥陀堂などとともに境内景観の中心的な構成要素になっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/浄土寺HP
2010-1-30
       
       
       
       
浄土寺多宝塔 (撮影:2010-1) 浄土寺多宝塔 (撮影:2010-1)
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