特徴等 |
本蓮寺は古来、瀬戸内海上交通の風待ち・潮待ちの港として栄えた牛窓の高台に位置する寺院で、朝鮮通信使の宿館として使われたことがあることから、境内は国の史跡に指定されている。 番神堂 (ばんじんどう) は法華経を守護する三十番神を祀った神堂で、覆屋の中に、東より東祠 (とうし)、中祠 (ちゅうし)、(西祠) せいしの3棟の建物が並んでいる。いずれも室町時代末期の建立になり、東祠と西祠はこけら葺の一間社流造、中祠は入母屋造、柿葺、向拝付の社殿である。いずれも華美な装飾のない、素朴なつくりである。 参考資料:現地の説明板(瀬戸内市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁) 2018-3-26 |
岡山県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
054 本蓮寺番神堂東祠 | 明応元年(1492) | 一間社流造、こけら葺 | |
055 本蓮寺番神堂中祠 | 明応頃 (1492-1501頃) |
桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、向拝一間、こけら葺 | |
056 本蓮寺番神堂西祠 | 明応9年(1500) |
一間社流造、こけら葺 |