番号・名称 年 代   構造等
080 本遠寺
鐘楼堂
慶安3年(1650) 桁行三間、梁間二間、楼造、入母屋造、桟瓦葺
081 本遠寺本堂 慶安3年(1650) 桁行五間、梁間七間、一重、入母屋造、向拝一間、桟瓦葺
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    山梨県の重要文化財建造物      2018-1-26 現在
特徴等
本遠寺は、徳川家康の側室お万の方(養珠院)の帰依を受けて日蓮宗の僧日遠によって創建された寺院で、身延町を流れる富士川右岸に所在している。伽藍はお万の方の実子である和歌山藩主德川頼宣の寄進によって整備されたが、幕末の火災によりほとんどが焼失、災禍を免れた本堂と鐘楼堂のみが現存し、いずれも重要文化財に指定されている。
鐘楼堂は袴腰を付けず、柱を内転びとして一階を開放とする珍しい形式の楼造鐘楼である。規模が大きく、細部の絵様にもみるべき点がある貴重な遺構とされる。
本堂は、桁行5間、梁間7間の規模をもつ日蓮宗の本格的な仏堂である。日蓮宗の聖地身延地方にある江戸時代前期の本堂遺構として、貴重なものと評される。屋根はその後、当初の檜皮葺に復されたとのことである。
参考資料:現地の説明板(身延町・身延町教育委員会)/文化庁HP
2007-3-5
       
       
       
       
本遠寺 (撮影:2007-3)
修理中の写真です。
本遠寺 (撮影:2007-3) 本遠寺 (撮影:2007-3)
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