特徴等
雲峰寺(うんぽうじ)は、青梅街道から大菩薩峠への山道を少し進んだ右側に位置する古刹である。寺伝によると、天平17年(745)行基によって開創され、創建当初は天台宗に属したが、後に禅宗に転じた。境内に配された仁王門、本堂、庫裏及び書院が重要文化財に指定されている。中里介山はこの寺に滞在して、名作「大菩薩峠」を執筆したという。
庫裏は桁行十間、梁間五間、一重、切妻造、妻入で、書院の東に建っている。建造は江戸前期(1615-1660)と見られている。
参考資料:現地の説明板(山梨県教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2007-2-13
雲峰寺庫裏 (撮影:2007-1) 雲峰寺庫裏 (撮影:2007-1)
       
       
       
       
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    山梨県の重要文化財建造物      2018-1-26 現在
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番号・名称 年 代   構造等
029 雲峰寺庫裏 江戸前期
(1615-1660)
桁行19.3m、梁間9.1m、東側面庇付、一重、切妻造、妻入、庇葺きおろし、茅葺