特徴等
小原屋原田商店は富士川の舟運で栄えた鰍沢で弘化3年(1846)に創業したと伝える商家で、往時は主に塩などの仲買を行った。敷地内に蔵が軒を連ねて建ち並び、この地区の往時の繁栄振りを今に伝えている。店蔵など5棟の建物が登録文化財になっている。
油蔵は敷地奥に東面して建つ大規模な2階建の土蔵で、前面に幅1間の土庇が付く。内部は間仕切り壁で3室に区画され、南端部の部屋は2階建とするが他は吹き抜けである。開口部の少ない閉鎖的な土蔵であるが、正面腰壁をなまこ壁とするなど丁寧な造りになる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2007-3-25
小原屋原田商店油蔵 (撮影:2007-3) 小原屋原田商店油蔵 (撮影:2007-3)
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    山梨県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
090 小原屋原田商店
油蔵
江戸末期
(1830-1867)
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積152㎡