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    山梨県の登録文化財建造物   2018-12-27 現在
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特徴等
平瀬浄水場は、大正2年(1913)に給水を開始した浄水場で、甲府駅から北西約8.5km、平瀬町に所在している。荒川の水を取水し、甲府市内(南部を除く)と甲斐市の一部(旧敷島町)の広い範囲に給水する。今日では自動制御システムによる近代的な浄水場に生まれ変わっているが、6件の旧施設が登録文化財になっている。
これは、平瀬浄水場からの送水路の一部になる片山隧道の下手口に設けられた石造坑口である。幅6m,高さ5mの石造の駆体部に鉄扉付きのアーチ状開口部を持つ簡素な建物で、内部は岩盤を穿った送水坑口に鉄管が付設される。開口上部に「片山隧道」の銘板を掲げる。浄水場の構成を知る上でも貴重な存在である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/こうふの水道(甲府市水道局HP)
2008-1-22
平瀬浄水場旧片山隧道下口
(撮影:2007-4)
平瀬浄水場旧片山隧道下口
(撮影:2007-4)
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番号-名称 年 代   構造等
015 平瀬浄水場
旧片山隧道下口
大正2年
(1913) 
石造水路坑口、幅4.7m、高さ3.4m