特徴等
平瀬浄水場は、大正2年(1913)に給水を開始した浄水場で、甲府駅から北西約8.5km、平瀬町に所在している。荒川の水を取水し、甲府市内(南部を除く)と甲斐市の一部(旧敷島町)の広い範囲に給水する。今日では自動制御システムによる近代的な浄水場に生まれ変わっているが、6件の旧施設が登録文化財になっている。
これは平瀬浄水場からの送水路の一部になる片山隧道の上手口に設けられた石造坑口で、平瀬浄水場から街道を1kmほど南西に進んだところにある。開口部はアーチ形で、鉄製の両開き扉がつけられている。下口と同形式であるが、上口の方が一回り小さい。甲府市の水道の歴史を今に伝える貴重な遺構である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/こうふの水道(甲府市水道局HP)
2008-1-22
平瀬浄水場旧片山隧道上口
(撮影:2007-4)
平瀬浄水場旧片山隧道上口
(撮影:2007-4)
       
       
       
       
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    山梨県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
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番号-名称 年 代   構造等
014 平瀬浄水場
旧片山隧道上口
大正2年
(1913) 
石造水路坑口、幅4.6m、高さ3.4m