風間家旧別邸無量光苑板塀

特徴等

無量光苑は、明治43年に建築された鶴岡の豪商風間家の別邸で、重要文化財旧風間家住宅の近くにある。昭和18年頃まで来賓の接待や関係者の集会の場として使われた。現在は当主の私邸になっているが、一般に公開されている。釈迦堂と称される主屋のほか、屋敷を構成する土蔵、表門、中門、北門および板塀が登録文化財になっており、この地域の歴史的景観を形成している。
板塀は、敷地の西面を区切る塀である。高さ約２．１ｍで、礎石上に土台を置き、１．８ｍ毎に立つ柱を４段の貫で固め，敷地内に控えを取る。北方１箇所に大戸付の戸口を設ける。小屋根を載せ竪板張の簡素な板塀であるが、通りに沿って一直線に長く続く姿は屋敷構えを特徴づける。屋敷地は四方に板塀が廻らされているが、西側の長い板塀が登録文化財になっている。
参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／風間史料会HP
2018-12-15

番号-名称		年代	構造等
083 風間家旧別邸無量光苑板塀		明治43年(1910)頃昭和29年(1954)移築	木造、鉄板葺、延長62m


風間家旧別邸無量光苑板塀 (撮影：2005-11)	風間家旧別邸無量光苑板塀 (撮影：2005-11)

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