特徴等
無量光苑は、明治43年に建築された鶴岡の豪商風間家の別邸で、重要文化財旧風間家住宅の近くにある。昭和18年頃まで来賓の接待や関係者の集会の場として使われた。現在は当主の私邸になっているが、一般に公開されている。釈迦堂と称される主屋のほか、屋敷を構成する土蔵、表門、中門、北門および板塀が登録文化財になっており、この地域の歴史的景観を形成している。
表門は両袖塀付の1間1戸薬医門形式で、敷地南面東端部に開かれている。角柱の本柱上に太い冠木を置き、男梁を載せて半繁垂木の屋根を受ける。本柱に続いてハ字型に簓子下見張,大和葺の袖塀を付属する。小規模ながら精緻な造りで、棟上に鯱型の飾瓦を置いて飾るなど、表門に相応しい格式を示す。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/風間史料会HP
2018-12-15
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風間家旧別邸無量光苑表門
(撮影:2005-11)
       
       
       
       
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    山形県の登録文化財建造物      2018-12-12 現在
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番号-名称 年 代   構造等
080 風間家旧別邸無量光苑
表門
明治43年
(1910)頃 
木造、瓦葺、間口2.1m、左右袖塀付